2023.12
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みすず通信

熱中症

熱中症 – 2024年夏号

 年々夏の暑さが厳しくなり、熟中症が心配な季節です。熟中症は予防と対処法を知ることで防ぐことができます。環境省の熟中症予防情報サイトなどを参考に、正しい知識を身につけ、熟中症から身を守りましょう。熱中症は決して他人事ではありません。私たち一人一人が意識を高め、適切な対策を取ることが重要です。

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が破綻したりして起こる障害の総称です。重症化すると死に至ることもあるため、注意が必要です。熱中症は、日射病、熱射病、熱けいれん、熱失神など、様々な病態を含みます。

原因と症状

熱中症は、炎天下での運動や作業、高齢者の室内での作業、高齢者の室内での発症など、様々な場面で起こります。暑さ指数(WBGT)が高い日は特に注意が必要です。症状は、めまい、立ちくらみ、筋肉痛、吐き気などがあり、重症になると意識障害や高体温を伴います。

熱中症の上場と重症度分類

重症度症状
Ⅰ度めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直
Ⅱ度頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(40℃以上)

予防のポイント

熱中症を予防するには、水分と塩分の補給、休憩の確保、涼しい服装の選択などが重要です。特に、高齢者や子供どもは熱中症になりやすいため、周囲の人が注意を払う必要があります。また、エアコンや扇風機で室内の温度を調整することも大切です。

熱中症イラスト

熱中症予防の10か条

1.暑さを避けましょう

2.室内を涼しくしましょう

3.のどが渇く前に水分補給

4.塩分も忘れずに

5.体調不良は無理せず休養

6.日頃から体力づくり

7.部屋の温度をこまめにチェック

8.衣服は吸湿・速乾素材を選ぶ

9.日傘や帽子で日射対策を

10.お互いに声をかけあいましょう

出典:環境省 熱中症予防情報サイト(https://www wbgt env.go.jp/heatillness_pr.php)

対処法

熱中症の症状が出たら、涼しい場所への避難、水分・塩分の補給、体を冷やすことが大切です。重症の場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。意識がない場合は、救急車を呼ぶ必要があります。

熱中症の応急処置

熱中症警戒アラート

環境省では、熱中症の危険性が高まると予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表しています。アラートが出たら、不要な外出を控え、水分補給や体調管理に留意しましょう。また、熱中症予防情報サイトでは、暑さ指数(WBGT)の予測値を地図上で確認することができます。

暑さ指数(WBGT)と熱中症の危険度

WBGT(℃)危険度注意事項
31以上危険激しい運動は避け、積極的に休息を取る
28~31厳重警戒積極的に休息を取り、水分補給を心がける
25~28警戒定期的に休息を取り、水分補給を心がける
21~25注意運動や激しい作業時は定期的に休息を取る
21未満ほぼ安全通常の注意で活動可能

出典:環境省 熱中症予防サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)

熱中症は、夏の健康管理において重要な課題です。自分自身だけてなく、周りの人にも気を配り、熱中症の予防と早期発見に努めましょう。また、熱中症に関する最新の情報を随時チェックし、適切な対策を講じることが大切です。

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